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円満退職する場合の手順(その1)

終身雇用という安定した雇用が保証されないなか、

退職、転職は割と多いと感じています。

 

 

最近では「退職代行」というサービスがあるそうです。

どんなサービスかと言うと、

退職する本人がある日突然会社に出社しなくなり、

代わりに現れた退職代行と名乗る会社の人が

本人に代わって退職の意思表示から退職の手続きを

会社と本人の間に入って行うサービスです。

 

会社に残される同僚などへの引継ぎのことも考えずに

一方的に辞めるというのもカンガエモノですが、

そうせざるを得ない状況を作る会社にも問題がある気もします。

 

退職の意思を伝える前にする準備

  1. 親しい同僚・家族などに相談する
  2. 引継ぎの内容をまとめておく
  3. 転職先に入社の確約をとる

1.親しい同僚・家族などに相談する

上記については状況にもよりますが、

まずは家庭がある方は家族に相談、

同僚など親しい関係の人がいれば、そういった人に

相談をしましょう。

 

退職理由が、ネガティブな理由の場合

自分の考えが甘かったり、

小さな勘違いが退職理由になっている可能性もあります。

あと、退職するという思考になってしまうと、

自分に都合の良い考え方しか物事が見れなくなっている場合があります。

広い視野で考えるためにも、

  • 会社の人
  • 家族(友人)

の最低2人は相談した方が良いと思います。

 

上司が嫌いなど、ネガティブな理由ほど、

早く会社から離れたい気持ちが強く、退職を急ぎがちです。

突然退職を伝えた後は、

親しい人ほど「なぜ相談してくれなかったのか?」と

退職とともに人間関係が悪化する場合もあります。

退職後は今の会社とは別業種だからと、

安易に今までの人間関係を悪化させて退職すると

転職後に思わぬところで、つまずくかも知れませんよ。

 

相談しても退職の意思が変わらなければ

転職活動を先に進めましょう。

退職後に求職活動をしても

すぐに新し勤務先が見つかるほど世の中は甘くありません。

最悪の事態に備えて、早めの準備をしておきましょう。

 

退職理由が身内の介護など環境の変化による場合

身内の介護などが退職理由の場合は、

会社にフレックスタイムや、在宅勤務といった

柔軟な働き方ができないか相談をしてみても良いと思います。

 

いままで前例がないから・・・

と、自分で決めつけず、まずは相談してみることが

円満退職に繋がります。

 

退職理由が前向きな独立などの場合

退職する理由が独立や、

前向きなキャリアアップの転職や、

今までやりたかったことを実現するような

前向きな退職理由の場合もあります。

 

この場合は、自分で今後の予定を立てることができるので

自分で退職時期や、余裕をもった引継ぎ期間を考えたうえで

周りに迷惑をかけないようなタイミングで退職を迎えるのがベストです。

 

引継ぎの内容をまとめておく

自分の仕事の引継ぎは

なるべく書類やデータに残して、

後で確認できるようにしておくと親切です。

 

年間カレンダーを使って仕事の予定を書いておいたり、

 

仕事の一覧を作成する場合は、

仕事のカテゴリ分けと、

年次、月次、日次、随時といった感じの

仕事のタイミングが分かるような

引継ぎの伝え方をしましょう。

 

「立つ鳥跡を濁さず」という言葉がありますが、

退職時はまさにこの言葉の通り、

今の会社に迷惑をかけないようにして退職できると良いですね。

 

転職先に入社の確約をとる

転職先の面接で好感触だったので

今の会社に退職届を出してきた!

なんてことだけはしないでください。

 

転職については慎重に行動することが大切です。

キチンと内定や、採用通知が届くまでは安心できません。

 

特に転職の場合、現在の仕事を辞める理由を

転職先でも聞かれます。

その理由が自分勝手なものだったりする場合は

どこの会社でも採用は厳しいと思ってください。

 

面接官は、こんな理由で辞める人なら

ウチでも続かないだろうな・・・

と思われてしまう可能性が大きいです。

 

数十分程度の面接で人間の本質を見抜くことはできませんが、

面接する人も、ある程度経験を積んでいるので

見え透いた嘘は、受け答えを見ているだけで分かるものです。

 

あと、前向きな退職理由の場合は特に問題ないのですが、

ネガティブな理由での退職の場合、

転職先が決まっても決して会社名を伝えない方が安全です。

転職後、思わぬ横やりが入る可能性もあります。

 

次は退職を会社に伝える方法について説明します。

 




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