読書

「入社1年目の教科書」は社会人の教科書

入社1年目の教科書(著:岩瀬大輔)を読んでみた

4月になり、新入社員が職場に来て

教える側も、教わる側もバタバタと忙しい時期かと思います。

中小企業では、

・新卒者を募集しても知名度が無い

・収入面で大手と比較すると給与が安い

・社会人としての基本を一から教える余裕がない

といった感じで、新卒者には縁が無いというのが現状です。

そんな中でも、

教わる側のノウハウ(=教える側のノウハウ)を中心に書かれた本が

入社1年目の教科書です。

入社一年目の教科書 岩瀬大輔

わたしも読んでみて、

改めて学ぶことが多い本でした。

表紙をめくるとすぐに書かれているのが

仕事における3つの原則

1.頼まれたことは、必ずやりきる

2.50点で構わないから早く出せ

3.つまらない仕事はない

です。

思えば、自分が初めて就職したときは

仕事や上司のグチを言っては、

仕事はなるべく時間をかけてゆっくり、

嫌な仕事は先延ばしにして、

週末の遊び優先。

手間のかかる事、嫌な仕事は期日まで引っ張って

誰かにやってもらうような事ばかり考えていました。

本書を読んで、

もっと早く出会えていたら人生が変わっていただろうな

というのが率直な感想です。

本書は50の項目に分かれていて

様々なビジネス書のエッセンスが詰まっていて

お得感があり、初めて読むビジネス書としておススメです。

2.おすすめの読み方

ビジネス書の入門書としておススメの本書ですが、

私のおすすめの読み方は、

 1.「はじめに」を読む

 2.目次で気になるページから読む

 3.巻末の「僕がおすすめする本」から気になる本を読む

といった読み方です。

「はじめに」の中には本書のエッセンスが

ちりばめられていますので、

一読すると、普段気づかないポイントが発見できます。

12ページなのですぐに読めます。

その次に目次を読むと、

気になるポイントが増えているので

読みたいページが増えるはず、

一番気になるところから読んでみましょう。

最初からすべて読もうとすると、

関心のないページで挫折してしまいます。

ビジネス書の良いところは、

項目ごとに読めること。

飽きっぽくても、

気になる部分だけ読むという方法でも良いのです。

本はすべて読まなければいけないというのは

私は長編物の物語だけだと思っています。

ビジネス書はそのとき気になるところを読んで

さらに興味があれば、関連書籍や巻末の出典を参考に

本を読み広げて、知識を深めていく、

という読み方をしましょう。

3.本書をバイブルにするな

いままで本書を薦めておいて、

逆のことを言っているように感じると思いますが、

本書に限らず、何においても

これで正解。というものはありません。

一つのことに固執してしまうと、

周りが見えなくなり、柔軟な発想ができなくなります。

あくまで一つの考え方として読み進めるのが

良いと思います。




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